ポーカー入門

アウツ、オッズに関して

ポーカーをプレイする上でとても重要なアウツ、オッズに関してして解りやすく説明します

 

アウツ

アウツとは自分のハンドが強くなる残りのカードの枚数となります。

(例1)自分のハンドが A❤️5❤️、フロップが Q♠️、J❤️、2❤️の時にハートのカードを引ければフラッシュが完成します。フラッシュを完成するために必要なアウツは9枚となります。ハートのカードは全部で13枚あり、自分のハンドとボードの4枚を引いた枚数となります。
※この時に他のプレイヤーのカードでハートがあるかもしれませんが、それは分からないので考慮しません

(例2)自分のハンドが J♠️8🔷、フロップが T♠️、9❤️、3🔷、の時にQか8を引けばストレートが完成します。ストレートを完成するために必要なアウツは8枚となります。

 

オッズ

オッズとは確率の事で、よく競馬などでオッズに合うと表現されていたりします。オッズに合うとは勝率が割に合っているという意味です。
このオッズを計算するために上記のアウツの枚数と以下の2倍と4倍の法則を利用して勝率(BER)を計算します。

2倍と4倍の法則

フロップ以降の勝率はアウツの数✖︎2か4で計算する事ができます。
ターンの時点でアウツを引ける確率はアウツ✖︎2、ターンとリバーまでで引ける確率はアウツ✖︎4となります。つまりフロップ時点でフラッシュを完成させるアウツが9枚ある場合、ターンでフラッシュが完成する確率は18%、ターン、リバーまででフラッシュが完成する確率は36%となります。
※ターンまで進んだ場合、ターン時点でリバーでアウツを引ける確率はアウツ✖︎2で計算できます。

ポットオッズ

ポットオッズとはポットの大きさとそのポットを獲得するためにコールしなければいけない額との比率です。

(例1)ポットの大きさが100ドルある時に相手が20ドルベットしてきた時、コールする場合のポットオッズは20➗(100+20+20)で 1 : 7 (約14%) となります。1の投資に対して7倍のリターンがあると言う事になります(言い換えれば7回負けても1回勝てば帳尻が合う)。この14%の帳尻の合う勝率の事をBEP(ブレイクイーブンパーセンテージ)と言います。ここで20ドルにコールするためには14%以上の勝率がある必要があります。上記の2倍、4倍の法則を使って現時点での勝率を計算し14%以上あればオッズに合っている事になります。

(例2)ポットが500ドルある時に相手が500ドルのポットサイズのベットを仕掛けてきた時、ポットオッズは 500➗(500+500+500)で 1 : 3 (BEP=約33%)となります。自分が勝っている確率が33%以上あればオッズに合っている事になります。これがターンでフラッシュを引けば勝てる状況の場合、アウツが9枚でリバーで引ける確率は18%となります。この場合オッズに合わない事になり、コールしない事が数学上正解となります。

インプライドオッズ

インプライドオッズと現時点でのポットの大きさではなく、未来の相手がベットする額も考慮した【最終的に獲得できるポッドの大きさ】を基にしたオッズとなります。

例えば、フロップ時点でポットオッズを計算した時にオッズに合わない状況でも、ターンとリバーで相手がベットしてくる(であろう)額を現在のポッドに合わせて計算するとオッズに合う場合があります。